EOS5D MarkIVについて

 

「月曜の昼下がり、待ち受けていたジュラルミンケースが届く。
ずしりとした重さを腕に感じながら、矢庭にケースを開けると、そこには鈍く光る銃口が・・・」
ということはなく、ケースに入っていたのはコレです。

 

IMG_8125.JPG

EOS5D MarkIVのボディとレンズのセット。

キャノンさんが貸してくださいました。

 

発売から1年以上が経っていますが、私が使用しているモデルの最新機種です。
光学機器を使用する写真において、テクノロジーの進化は目覚しく、最新機種が最高スペックとなることは自明なのですが、
果たして自分が本当に必要としているスペックがどこなのかは、各人が見極める必要があります。

 

人物写真を主に撮影する私の場合は、現在のサービスを始めて以来、1度機種のアップグレードをしました。
スナップ撮影が多いので、スペックが上がることで可動粋が拡がり、画像データもより質の高いものをお客様へご提供できるので、それは必然的な対応だったと思います。

ただ、メーカーの技術者の方々が心血注いで開発してくださっているだけあり、カメラはデジタルになってからますます高価なものになってしまいました。
ざっとフィルムカメラの2倍以上です。
本当にこの機種が必要か、ここは賢く見極めたい。
このため、今回はメーカーさんが提供くださったお試しの機会をありがたく受けさせていただいたというわけです。

 

使い勝手は、今使っているものと変わりなく、違和感もありません。
これは、仕事として使用するときには重要です。
ボタンやダイアルの仕様が変わってしまうと、いちいち取り扱い説明書で覚えなくてはならず、とっさの設定変更をするときなどに戸惑ってストレスになります。
新しい設定が増えているので、取り扱い説明書を見ながら研究や練習はすることになりますが、それはあくまでもオプション。
基本設定が変わらないのは安心です。

 

早速、新機種を下げて撮りに出かけたのですが、一番驚いたのは、オートでの測光が飛躍的にアップしたことでしょうか。
何しろ、何の補正もなく、ド逆光の被写体に向かって下方からシャッターを押したものがこちら。

5dmarkiv_pix.JPG

この条件で、オートでここまで適正に近い露出で撮れたのはコレが初めてです。
ヒストグラムを見ると、そのすごさがわかります。

 

こんな撮り方をしたら、通常は顔が真っ黒につぶれ、救いようがありません。
ポジで撮ったら、即ボツです。
この状況下での撮影では、シャッターを押す前に、2段半開放にする補正をカメラにしておかなければまともに写らないところ、このMarkIVは、画面を252分割して瞬時に測光してくれるため、押すだけでここまで自動補正をしてくれる。
これだけでも、最新機種のすごさがわかりませんか?

 

本音では、しばらく機材への出費は控えたいところでしたが、使ってみて、「やっぱ道具だしなぁ」と揺れております。

| Sayuri Inoue | 【撮影記】 | 16:22 | comments(0) | - | - |