証明写真を撮る

日差しに恵まれた週末、履歴書などに使う証明写真撮影のご依頼で、社会人2年目の青年を撮らせていただきました。

まずはじめに気をつけていることは、お顔にまんべんなく光が回るようにすることと、頭髪や衣類の乱れがないように整えることです。
とくに男性の頭髪は気になってしまい、一度注意が引き付けられてしまうと印象に大きく影響してしまうようですね。
撮った後の写真を見て、はじめて髪の乱れなどに気づくという取り返しのつかないことにならないよう、撮る前に一呼吸つき、ひとつひとつ「髪の毛よし、ネクタイよし」と確認をするよう心がけています。
というのも、写真を撮ってみると、自分の目で見ているつもりでも、気持ちがほかのところにあると全く見えていない(気づかない)ということがあるからです。
何事にもいえると思いますが、心のあり方って大事なのですね。

お顔の表情は、時間の経過や光の具合で見え方が全然違います。
ポートレートをお撮りしたときもそうなのですが、お撮りしたいろいろなカットを見ていただくと、撮られたご本人がそれに一番驚かれます。
その中にお気に入りを見つけていただければ、撮らせていただいた者としては何より幸せで、写真はご自分を知るひとつの方法にもなりえます。
鏡の中の自分には見えないものが写真の中に見えるかもしれません。
自分を客観的に見つめて新たな気づきを得ることが、自信や発奮のもとになることもあるでしょう。
写真が自分の心のあり方を変えることもあるのだなぁとも思っています。

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(撮影場所にした大学のキャンパスには、早咲きの桜がひっそり花開いていました)

 
| Sayuri Inoue | 【コラム】 写真をめぐる物語 | 11:10 | comments(0) | - | - |