ご希望の場所へ出張撮影 フォトラルーチェ
女性フォトグラファーが、家族写真やベビー&キッズ、マタニティ&授乳フォト、ナチュラルポートレートの撮影をいたします。
年末の忘年会で、新聞社の役員の方とおしゃべりしていたときのこと。
社内の記者さんたち皆が順に、動画を撮る研修を受けているとのことでした。
カメラマンだけでなく、取材に出るすべての人たちが対象だそうです。

こうした話を聞くことは初めてではありません。
昨年あたりからはあちこちで動画への需要の高まりを感じています。
2017年9月より、ヤフーニュースが日本テレビと動画ニュースの配信を始めました。
私も所属する全米報道写真協会(National Press Photographers Association)でも、ビデオジャーナリズムの講座が始まり、撮影だけでなく、編集や番組として仕上げるための実践的なワークショップが行われるようになりました。
ネット上でも、動画の広告が圧倒的に増えてきたのを皆さんもお感じになっているかもしれません。
いわゆる大手メディア側から発信されるビジュアル情報において、動画が増えているといえるでしょう。
この状況が必然からきていることは、読者や視聴者である私たちのSNS利用の調査を見ればよくわかります。
米国のSocialMediaTodayは、私たちがソーシャルメディアに費やす時間を、1日(24時間)平均に換算して、比較をしています。
これによると、1番長いのが動画サイトのユーチューブで40分、次いでフェイスブックの35分、そしてスナップチャットが25分、インスタグラムが15分と続きます。
人々がソーシャルメディアに触れる時間は年々増加しており、その時間の6割はスマホからで、テレビの視聴時間に迫るものであると伝えています。
また、languagewireによれば、インターネットユーザーはウェブサイトに動画があるとサイトの滞在時間が100%長くなり、ユーザーの85%にあたる人々が商品が動画で紹介されているのを見ると購入しそうになると答えています。
私自身も、フェイスブックで流れる動画レシピを見て、夕ごはんの献立にしたこともあるので、動画による影響力の大きさがなんとなく分かります。
これからますます動画を使った広告や発信が増えることでしょう。
そんな近い未来を前に、写真はどのような役割を担うのか。
カメラマンの仕事はどうなっていくのか。
変わる社会の中で模索が続きます。
お正月明けのこの時期は、撮影のお仕事が入っていないことが多いので、機材の点検に出かけます。
サービスセンターにカメラを持ち込んで、普段できない内部のお掃除とメンテナンスをお願いするのです。
この年明けが例年と違ったのは、いつもお願いしている新宿のサービスセンターが年末に閉鎖してしまったこと。
そのため、ちょっと遠くなってしまいますが、銀座のサービスセンターへお願いすることにしました。
初めての場所だと思って出向いたところ、ビルがある路地を歩いてみて、はたとそうではないことに気づきました。
同じフロアにはプロ向けのサービスセンターもあり、若いときに機材をお借りしに訪れたことを思い出したのです。
ずっと年月は経ってしまったとはいえ、案外と人は同じところを歩いているものなのですね。
そんな機材とともにもうひとつ、この冬は、自分の眼に関しても、新たに行ったことがあります。
メガネを新しくしたのです。
昨年11月の七五三シーズンが終わってから、急に遠くのものが見えにくくなってしまいました。
カメラマンにとっては、視力が低下して、ピントが合わなくなることが何より恐ろしいことです。
急いでメガネ屋さんに駆け込みました。
検査していただくと、近視が進んだものの、見にくさの原因だった乱視がなくなったそうで、メガネを新調すると再び見えるようになってほっとひと安心。
せっかくだから、前と違うフレームにしようかとあれこれ試してみたのですが、ムスメからの容赦ないダメだしを受け、結局前と同じようなものに落ち着きました。
驚いたのは、20年近く前に作ったメガネを久しぶりにかけたところ、とてもよく見えたことでした。
当時は視力が変わって使わなくなってしまったはずなのに、こうして年を重ねてから再び使えるようになるとは思いもよりませんでした。
というわけで、メガネもカメラも万全の状態でお仕事に臨めるようになりましたので、今年もはりきって写真をお撮りします!
年始は撮影のご依頼が落ち着くので、この時期にカメラメーカーの補修サービスセンターへ行って、機材の点検をお願いしています。

写真を仕事で撮り始めてからというもの、これまで一度も機材のトラブルなく今に至っていますが、あるとき突然に壊れてしまうのは何より怖いこと。
写真のお仕事では、取り直しがきかないことがほとんどなので、安心して使える機材があることは何より重要です。
機材の健康チェックやメンテナンスの大切さは人間と一緒ですね。
デジタルカメラになってからというもの、ユーザーが手入れをできる場所は限られているので、カメラの中がどうなっているのかはプロの方にみていただくしかありません。
お世話になっているキャノンのサービスセンターでは、持ち込むと技術者の方が簡易点検やセンサーの掃除をしてくださいます。
そのときに必ず見てくださるのが、シャッターを押した総回数で、「シャッター回数」と呼ばれるものです。
一眼レフカメラの寿命に関わるもので、機種によって耐久回数が異なります。
高額な機種になるほど耐久回数は大きいです。
今回調べていただくと、いずれのボディもメーカー公表の耐久回数の半分ほどで、まだまだがんばってもられそうです。
今年も機材は万全の状態でお仕事させていただきます!