EOS5D MarkIVについて

 

「月曜の昼下がり、待ち受けていたジュラルミンケースが届く。
ずしりとした重さを腕に感じながら、矢庭にケースを開けると、そこには鈍く光る銃口が・・・」
ということはなく、ケースに入っていたのはコレです。

 

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EOS5D MarkIVのボディとレンズのセット。

キャノンさんが貸してくださいました。

 

発売から1年以上が経っていますが、私が使用しているモデルの最新機種です。
光学機器を使用する写真において、テクノロジーの進化は目覚しく、最新機種が最高スペックとなることは自明なのですが、
果たして自分が本当に必要としているスペックがどこなのかは、各人が見極める必要があります。

 

人物写真を主に撮影する私の場合は、現在のサービスを始めて以来、1度機種のアップグレードをしました。
スナップ撮影が多いので、スペックが上がることで可動粋が拡がり、画像データもより質の高いものをお客様へご提供できるので、それは必然的な対応だったと思います。

ただ、メーカーの技術者の方々が心血注いで開発してくださっているだけあり、カメラはデジタルになってからますます高価なものになってしまいました。
ざっとフィルムカメラの2倍以上です。
本当にこの機種が必要か、ここは賢く見極めたい。
このため、今回はメーカーさんが提供くださったお試しの機会をありがたく受けさせていただいたというわけです。

 

使い勝手は、今使っているものと変わりなく、違和感もありません。
これは、仕事として使用するときには重要です。
ボタンやダイアルの仕様が変わってしまうと、いちいち取り扱い説明書で覚えなくてはならず、とっさの設定変更をするときなどに戸惑ってストレスになります。
新しい設定が増えているので、取り扱い説明書を見ながら研究や練習はすることになりますが、それはあくまでもオプション。
基本設定が変わらないのは安心です。

 

早速、新機種を下げて撮りに出かけたのですが、一番驚いたのは、オートでの測光が飛躍的にアップしたことでしょうか。
何しろ、何の補正もなく、ド逆光の被写体に向かって下方からシャッターを押したものがこちら。

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この条件で、オートでここまで適正に近い露出で撮れたのはコレが初めてです。
ヒストグラムを見ると、そのすごさがわかります。

 

こんな撮り方をしたら、通常は顔が真っ黒につぶれ、救いようがありません。
ポジで撮ったら、即ボツです。
この状況下での撮影では、シャッターを押す前に、2段半開放にする補正をカメラにしておかなければまともに写らないところ、このMarkIVは、画面を252分割して瞬時に測光してくれるため、押すだけでここまで自動補正をしてくれる。
これだけでも、最新機種のすごさがわかりませんか?

 

本音では、しばらく機材への出費は控えたいところでしたが、使ってみて、「やっぱ道具だしなぁ」と揺れております。

| Sayuri Inoue | 【撮影記】 | 16:22 | comments(0) | - | - |
お祝いのパーティー撮影

 

東京に降った大雪と寒波で、例年になく厳しい冬を体感した今週でした。

交通の混乱が落ち着いた週末、お祝いの会のパーティー撮影をさせていただきました。

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パーティーの主役である女性はとてもホスピタリティ豊かな方で、そんなお人柄を慕って大勢のゲストの方がご参集。

歌声とお花、たくさんの小さいお子さまたちに囲まれた和やかな会でした。

 

お花の誂えがとてもすてきでした。

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寒い日々が続いていましたが、温かさと幸せな気持ちでいっぱいになりました。

ありがとうございました。

| Sayuri Inoue | 【撮影記】 | 22:48 | comments(0) | - | - |
ビジュアルは動画の時代に

 

年末の忘年会で、新聞社の役員の方とおしゃべりしていたときのこと。
社内の記者さんたち皆が順に、動画を撮る研修を受けているとのことでした。
カメラマンだけでなく、取材に出るすべての人たちが対象だそうです。

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こうした話を聞くことは初めてではありません。
昨年あたりからはあちこちで動画への需要の高まりを感じています。
2017年9月より、ヤフーニュースが日本テレビと動画ニュースの配信を始めました。
私も所属する全米報道写真協会(National Press Photographers Association)でも、ビデオジャーナリズムの講座が始まり、撮影だけでなく、編集や番組として仕上げるための実践的なワークショップが行われるようになりました。
ネット上でも、動画の広告が圧倒的に増えてきたのを皆さんもお感じになっているかもしれません。

いわゆる大手メディア側から発信されるビジュアル情報において、動画が増えているといえるでしょう。

この状況が必然からきていることは、読者や視聴者である私たちのSNS利用の調査を見ればよくわかります。

 

米国のSocialMediaTodayは、私たちがソーシャルメディアに費やす時間を、1日(24時間)平均に換算して、比較をしています。
これによると、1番長いのが動画サイトのユーチューブで40分、次いでフェイスブックの35分、そしてスナップチャットが25分、インスタグラムが15分と続きます。
人々がソーシャルメディアに触れる時間は年々増加しており、その時間の6割はスマホからで、テレビの視聴時間に迫るものであると伝えています。

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また、languagewireによれば、インターネットユーザーはウェブサイトに動画があるとサイトの滞在時間が100%長くなり、ユーザーの85%にあたる人々が商品が動画で紹介されているのを見ると購入しそうになると答えています。
私自身も、フェイスブックで流れる動画レシピを見て、夕ごはんの献立にしたこともあるので、動画による影響力の大きさがなんとなく分かります。

 

Cisco社の分析によれば、動画ユーザーの数は、2016年に1.5億人に達し、今後はさらに増えると予測しています。

 

ビジュアルコミュニケーションにおいて、いまやビデオは最強のトレンド。
これからますます動画を使った広告や発信が増えることでしょう。
そんな近い未来を前に、写真はどのような役割を担うのか。
カメラマンの仕事はどうなっていくのか。
変わる社会の中で模索が続きます。

 

 

| Sayuri Inoue | 【コラム】 写真をめぐる物語 | 11:44 | comments(0) | - | - |