ご希望の場所へ出張撮影 フォトラルーチェ
女性フォトグラファーが、家族写真やベビー&キッズ、マタニティ&授乳フォト、ナチュラルポートレートの撮影をいたします。
お彼岸の昨日は、寒い1日でした。
東京でもまさかの降雪。
それまでの暖かさで一気に開いた桜の花に、冷たい雪が降りました。
こんな日は、できれば部屋でぬくぬくと雪見でもしたいところですがそうもいかず、出かけついでに雪の中でがんばっている桜を撮ることにしました。
レンズは70-200ミリのズームの長玉1本。
これに水濡れ対策として、レンズ用のかっぱで武装。
このかっぱ、最長の望遠である600ミリレンズにも巻くことができる長さなので、ご覧のようにぐるぐる巻きであります。
撮ってみると、雪をいかに「雪」としてわかるように撮るかが一番の課題です。
まだ雪が花に積もっているわけではなにので、花をアップにすると、雪は写らず、雨に濡れた花の姿にしか見えなくなってしまいます。
そこで、白い雪がわかるように、黒い幹をバックに少し引いて撮ってみました。
雪を雪らしく撮るには、白い雪の粒をしっかり捉えるところにありそうです。
シャッタースピードが遅いと動きが流れてしまい、雨だか雪だかわからなくなってしまいます。
降っているものが雨でなくて雪に見えるようにするには、シャッタースピードを速くして、白い雪の動きをしっかり止めて写すことにあるようです。
寄ってだめなら引いてみるということで、雪が降っている様子がわかるように、遠くの景色を望遠で圧縮して狙ってみました。
大写しにならないと伝わりづらいのですが、こちらの方が雪と桜をよりうまく捉えられたようです。
厳しいお天気のときでも、カメラを持って出かけるといろいろな気づきと学びがありますね。
この寒さで、より長く今年の桜を楽しめるとありがたいものです。
まずはこの写真をご覧ください。
写真を仕事にして3年ほど過ぎた頃に撮った写真です。
身近な高校の同級生に初めて生まれた赤ちゃんで、誕生がうれしくて会いに出かけて撮らせてもらいました。
モノクロフィルムで撮って、当時住んでいた住まいの風呂場で夜通し現像してプリントしたものです。
この赤ちゃんが成人し、この春から海外へ留学するということに。
先日、20年経って再び撮らせていただきました。
誕生から毎年、友人からの年賀状で成長を見守ってきましたが、実際に対面するのはなんと20年ぶりです。
今では家族写真の撮影で赤ちゃんを撮らせていただくこともありますが、成人となって再び撮る機会をいただけたのは私にとって初めてのことで、カメラマン冥利に尽きるものでした。
ほんのわずかなひとときでしたが、両親である友人も一緒に笑顔の写真を撮ることができて、幸せな時間でした。
(ご本人より掲載のご快諾をいただきました)
当時はがむしゃらに写真を撮りまくっていましたが、あれから20年が経って、いろいろありながらも当時と同じ仕事をさせていただいていることに改めて感謝をしております。皆さま、本当にありがとうございます。
進級や卒業を控えたこの季節、先日おじゃましたのは、男子校御三家の武蔵中学高等学校もある武蔵大学です。
ここで、経済学の立場から働き方を研究されている先生のインタビュー写真をお撮りしてきました。
今回のインタビューは、企業のウェブメディアに掲載されるもので、スマホやパソコン画面から読む記事用です。
これまでの紙媒体の雑誌用の撮り方と大きく違う点は、横位置の写真が主なところでしょうか。
雑誌では、左右にめくるため、ページレイアウトのデザインの関係で、横位置だけでなく、必ず縦位置を多めに撮ります。
ところがウェブの場合は、上から下へスクロールして読むため、文章の合間に横位置の写真が置かれることが多く、縦位置の写真がそのまま使われることはあまりありません。
バリエーションを多くするために、さまざまなアングルから撮ったり、近づいたり引いて撮ったりするのですが、横位置だけの場合は、背景が左右に長くなるので、広角レンズを使うことも多くなります。
使い勝手のよい写真をできるだけ多く提供することを心がけるところは、どんなメディアであっても変わりませんが、実際に撮ってみると、これまでの慣れた紙媒体用とは違う気づきがあり新鮮でした。